中年のオバサンが高齢な両親に祝ってもらう子供の日

私の両親は、特に母はイベント事が好きなので、私や姉が中年のオバサンになってからも、毎年子供の日を家族で祝ってくれます。大型連休で混雑が酷そうな時は、実家で手巻き寿司などをご馳走してくれて、毎年必ず欠かさないのが、おやつに食べる「ちまき」です。昔からお気に入りの和菓子屋さんがあり、そこのちまきは、甘すぎず、普通の「白」以外に「抹茶」や「小豆」があって、とても美味しいのです。

私がオバサンになり、両親が高齢になってからは、そのちまきを予約しておいて、買って持っていくのは私の役割になりました。手巻き寿司の具や量も、段々食が細くなって来た両親に合わせて少なくなり、いつの間にか、私が実家に行ってから用意を手伝って完成させて食べる様になりましたが、両親にしてみれば、年齢がいくつになっても親から見れば子供は子供で、子供の日を祝ってやるのが務めだと思っている様です。

私には子供がいないので、親の気持ちが全て理解できる訳ではありませんし、正直そういう過保護な部分に少しウンザリしていた時期もありました。しかし、ここ数年両親が高齢になって来てからは、来年必ずみんな揃って食事をし、いつものちまきを食べられるかどうか分からないと思うと、子供の日くらいは、黙って子供になろうと思う様になったのです。

今年も、5つ入りのちまきの中に入っている「抹茶」と「小豆」が誰に当たるか…とワイワイ言いながら、それぞれ1本ずつ手に持って、いざ同時に中身を確認してみると、今年は父が抹茶に当たり、私と母は白でした。すると、父が「わしは白でいいから換えてやる!」と私に抹茶のちまきを差し出して来ました。子供じゃないのだから…と思わず言いそうになりましたが、そのまま私が「いいの?」と言って受け取ると、父は満足そうに笑っていました。

その笑顔を見て、来年の子供の日も私は子供になり、また一緒に両親とちまきが食べれます様に…と思った私でした。キレイモ vio 形

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